新型コロナやインフルエンザなど感染症への対策について
新型コロナウイルス、インフルエンザ、感染性胃腸炎をはじめとした
周囲に感染する可能性がある感染症を発症した際は、
必ず事務局へのご報告を宜しくお願いします。
はじめに
選手の体調が少しでも悪い時は、「無理をしない・させない」が大原則です。
「多少の発熱なら大丈夫だ。行ってこい!」と親は言いたくなることもあると思いますし、選手も週末を楽しみにしていますが、最も危惧すべきはチーム内での集団感染です。
発熱、吐き気、頭痛など、症状は人それぞれですが、症状が出た場合は、遅刻しても構いませんので、体調の回復を待ってから参加されるようにしてください。
感染した場合の待機日数について
選手がインフルエンザや新型コロナウイルスなど感染症が確認された場合、医療機関、医師などが定めた日数もしくは、学校保健安全法に基づき発症翌日から5日間経過(発症日は含まない)し、かつ解熱後2日間(解熱日は含まない)、当該感染者を一定期間の活動自粛とします。
選手ではなく、ご家族が感染した場合は、感染予防対策をされた上で、選手の体温の確認などを行うなど、万全の体制であれば、参加可能です。
学級(学年)閉鎖のあった場合
新型コロナウイルス、インフルエンザウィルスをはじめとした感染症で、選手本人が通う学校が感染拡大により休校または学級(学年)閉鎖をした場合、リーグへの参加を一定期間、以下の理由により、本人の体調の有無にかかわらず、お休みとします。
休校・学級閉鎖・学年閉鎖があった場合、本人の体調を問わず、事務局へ必ずご報告ください。
【リトルリーグ野球協会より抜粋】
・活動自粛の期間は政府や医療機関の指示、ガイドラインに基づいて感染者が出たリーグが当該保護者(関係者は本人)らと協議の上、決定するまた、選手本人が通う学校が感染拡大により休校または学級(学年)閉鎖をした場合、当該選手は一定期間の活動自粛とする。
なお、一定期間については、休校または学級(学年)閉鎖されてから72時間とします。
※インフルエンザの感染から発症までの時間は、1~3日間とされるため。
※新型コロナウイルスも5類に移行したことに伴い、待機日数はインフルエンザと同じ扱いとなります。
Q&A
Q1. お兄ちゃんだけが学級閉鎖、弟は参加できる?
参加可能です。
該当者は学級(学年)閉鎖のあった選手のみですので、この場合、弟は体調に問題がなければ、練習や試合に参加することは出来ます。
ご家庭内で感染予防対策をされた上で、選手の体温の確認などを行うなど、万全の体制であれば、参加可能です。
Q2. 家族の者が感染したのですが、本人は参加できる?
参加可能です。
体調に問題がなければ、練習や試合に参加することは出来ますが、体温の確認など、万全の体制でご参加ください。
Q3. 学級閉鎖されていますが、本人は元気です。参加できますか?
学級閉鎖の期間は、基本的に参加できません。
ただし、インフルエンザウイルスによる発熱までの発症日数は、感染してから72時間以内と言われていますので、学級閉鎖が行われた日から3日間、発熱や症状がなければ、参加を認めます。
Q4. 診察を受けていないが、発熱があった場合はどういう対応をすればいいですか?
インフルエンザや新型コロナの場合、簡易キットもしくは病院での診察がなければ、診断がつかず、単なる風邪による発熱とされる親御さんもいるかもしれませんが、単なる発熱の場合でも、基本的に解熱後2日間、様子見をして頂いてから参加をお願いします。
Q5. 病院の登校・登園許可証のような書類の提出は必要ですか。
必要ありません。
感染症に関しては、自己申告制となっています。
野球はチームスポーツのため、選手が一人でも欠けることは避けたいところですが、チーム内での感染症の拡大はそれ以上に避けたいので、その点をご理解いただいた上で、活動参加を宜しくお願いします。
感染症に対する意識はしっかりとしましょう。
感染症対策は、日々の生活の中にあります。
お家に帰ったら、まず手洗い・うがいをする。
食事はしっかりと摂りながら、睡眠時間も十分に取ることで、体調管理を整えましょう。
また、ワクチン接種も重症化を避け、感染を予防するために有効な手段です。
リーグ内での、感染拡大を防ぐためにも、日頃から出来る予防については、徹底していくことをお願いします。
新型コロナウィルスに関する対応
2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症が5類となったことを受け、感染症拡大防止ガイドラインを更新しました。
これまでは、検温やマスク着用などを義務付けていましたが、自主管理となり、体温測定も廃止します。
感染した場合は、インフルエンザと同じ対応となります。
(感染症が確認された選手、関係者(指導者、役員)が出た場合、医療機関、医師などが定めた日数もしくは、学校保健安全法に基づき発症翌日から5日間経過(発症日は含まない)し、かつ解熱後2日間(解熱日は含まない)、当該感染者を一定期間の活動自粛とする)
リトルリーグ野球協会における対応
活動全般の留意事項
- 政府、地域自治体、教育委員会、学校の行動指針に従うこと
- 連盟はリーグの活動状況を把握しておくこと
- リーグ、連盟、関係者は引き続き感染症感染防止対策を講じる
- 感染のリスクを少しでも減らすため試合、大会は日程、会場設定などを工夫する
- 宿泊する場合は、感染防止対策をとっている宿泊施設に宿泊し同施設の対策に従う
- 試合、大会などで、遠征の移動を車で行う場合は、密を避けるため極力、同家族、少人数とし、換気に留意するなど可能な限りの感染防止策をとる
- 宿泊を伴わない範囲であっても選手、保護者の負担を考慮して日程を組むこと
- マスクの着用は任意ではあるが、各個人、もしくはリーグで携帯し必要な状況になればいつでも着用できるようにすることが望ましい
リーグ・連盟の感染防止対策
- 感染症が確認された選手、関係者(指導者、役員)が出た場合、医療機関、医師などが定めた日数もしくは、学校保健安全法に基づき発症翌日から5日間経過(発症日は含まない)し、かつ解熱後2日間(解熱日は含まない)、当該感染者を一定期間の活動自粛とする。
- 活動自粛の期間は政府や医療機関の指示、ガイドラインに基づいて感染者が出たリーグが当該保護者(関係者は本人)らと協議の上、決定するまた、選手本人が通う学校が感染拡大により休校または学級(学年)閉鎖をした場合、当該選手は一定期間の活動自粛とする。
- 上記以外のケースにおいても、周辺に感染者が出た場合、当該選手、関係者は活動に際して、リーグ、連盟の判断を尊重する
- いずれの場合も、状況が判明した時点で保護者はリーグへすみやかに報告を行う。また集団感染が発生した場合、リーグは連盟へ、連盟は日本協会へ、すみやかに報告を行う。
- 選手の車での送迎は車内換気を十分行う。
- 公共交通機関の使用は政府、地域自治体の指針に従い、感染防止にさらに注意する、マスク着用は任意(着用を要請するのであれば、品質の確かな、できれば不織布とする)。
- 混雑した公共交通機関や、医療機関の診察時にはマスク着用を推奨する。
- マスクは着用は任意であるが、着用の有無にかかわらず携帯し、必要な状況であれば着用することが望ましい。
- 練習、試合時は引き続き手洗い、うがいを励行し、リーグ、連盟はハンドソープ、消毒用アルコールなどを準備する。
- 野球用具はできる限り共有しない。共有する場合は、その都度適切な方法で消毒を行う
- (ミズノからは用具をアルコール系、塩素系の消毒はしないようにとの通達。以下URLを参照)https://www.mizuno.jp/baseball/news/info/20200615_disinfection/
- 鼻水、唾液などがついたゴミはビニール袋に入れて密閉して縛り、ゴミを回収する人はマスクや手袋を着用すること
- 本拠地以外にある公共の施設を利用する場合は、規則を守りリトルリーグの品位を保って行動する
試合、大会時
大会主催者向け
- 大会主催者は選手、指導者、関係者、観客を含めた全体の人数を把握する
- 感染拡大防止のために主催者が実施すべき事項や、参加者が遵守すべきことをあらかじめ整理する
- 大会後に参加者から感染症を発症したとの報告があった場合や、地域の生活圏において感染拡大の報告があった場合の対応方針について施設の立地する自治体の衛生部局などと確認しておく
- マスク着用は任意であるが、主催者が着用を必要と判断した場合は促すことができる。また着用するのであれば品質の確かな、できれば不織布のものとする
- マスク持参、携帯については各個人、リーグの持参、携帯を推奨するが、予備は若干数用意することが望ましい
大会参加者(主催者含む)向け
- 練習試合大会参加において選手本人、リーグ、連盟役員、審判ら関係者(の同居家族を含む)は日常的な発熱などの自主的な体調チェックを怠らない
- 自主検温を実施し、平熱以上の発熱があれば、試合、練習会場への入場、チームへの同行を自粛する
- 屋内では接近しての会話はリスクを伴うので注意する
- 冬季においても熱中症予防も十分に配慮すること。水分補給では回し飲みなどは行わない
- 選手、指導者、審判員、役員、保護者のマスクの着用は任意だが、感染状況の悪化や集団感染が発生した場合は、着用を推奨する。マスク着用の場合は季節にかかわらず熱中症の危険を伴うため、随時着脱を行う。場所、当日の気温、湿度に応じて指導者、関係者 はマスクの着脱、水分補給のタイミングには十分、注意を払う
- 大声での応援は禁止はしないが、感染状況、参加者の体調管理には主催者、連盟、リーグは注意を払うこと
その他
- マスクの着脱は任意だが、本人の意思に反しての着脱を強制しない
- 新型コロナワクチン接種者は接種証明アプリのダウンロード、もしくは接種記録が証明できる書類を携行することを推奨する
- 感染防止をしていても、すべての人に感染の可能性がある。感染者、およびその家族、リーグ、連盟に対する誹謗中傷は絶対に行わない
- リーグの感染防止における活動に関して意見がある場合はまずリーグ内で話し合うこと。リーグ会長、事務局長、指導者は必要に応じてリーグ内の意見をくみ取り、慎重に活動する
- リーグ会長、事務局長、指導者は意見を申し立てた者に不利益が生じないように留意する
- 日本協会は原則的に匿名、所属リーグ不明の申し立てについても12連盟と情報を共有する
以上、公益財団法人日本リトルリーグ野球協会より抜粋